[003] サマータイムレンダ 小舟澪

サマータイムレンダ面白いですよねー!アニメを見始めたら引き込まれ過ぎてかなり一気見してしまいまして、その勢いでこれは作らな!ってことで澪を作ってみました。

正直自分のスキルレベルを遥かに超えたチャレンジでしたが、チャレンジしなきゃ成長しないですからんね。色々なところ至らぬ部分多いですが、大目に見てください。

仕上がりはこんな具合

レンダリング(ノイズ多くてすみません。後ほど説明します。)

3Dプリント

人間のモデリング初の挑戦にしてはまずまずの出来じゃないかなと思ってはいます。どうなんでしょう?

めちゃくちゃ時間がかかったプロジェクトでしたね。顔のモデリングとかめちゃくちゃ時間かけて調整してましたが、最終完成品から考えると全くそこまでの微調整は不要でしたね。笑

ただ、まぁ3Dプリントからは正直誰かは分からないですよね。レンダリングからも多分判別できる人いないんじゃないかと。言い訳させてもらうなら、澪さん意外と特徴がない。。。

もうちょっとぱっと見特徴のあるキャラを作ったほうがよかったかな?と思いつつ、いいんです。勢いで作り始めちゃったんで。

モデリング

このプロジェクトもスカルプトは使わずにモデリングをしてます。(単純に私の今のMacbookProがスカルプトに耐えられないだけなんですが。。。)

まずは顔から作りました。

こんな感じでSubDivしたCubeをベースに

ざっくりと頭の形を作り、

目と鼻を作り

段々とVertexを追加して、細かいところをひたすら調整して、一旦完成。

その後、目、まつ毛、耳、髪の毛を追加していきました。(眉毛を結構後まで忘れてました 笑)

一番厄介なのは髪の毛でしたかね。。。数が多いし、それぞれ個別に調整しないといけないしで大変。

色々と髪の毛の作り方調べて、一番多い手法のPathを使った方法を使いました。結構楽な方法なんだとは思うのですがそれでもきつい。

髪の毛で悩んだのは、毛先はまだいいのですが、頭頂部と言いますか根元側ですね。束を一つずつオブジェクトとしてモデリングしていく手法なので、頭頂部は凸凹が残っちゃうんですよね。なるべくぼこぼこしないように調整しまくりましたが、うーんこれでいいものかどうか?

今回私が使った髪の毛のモデリング方法についてはこちら

頭終わったら体の方も作っていきます。なんだかバランスが非常に難しい

手は形が複雑なので、参考画像に合わせながら別でモデリング。

出来上がったものを、腕に取り付け

で、最後に服を追加。これは、体部分のメッシュを複製してそれをベースに作ってます。

お気づきかもしれないですが、最初の完成品とポーズが全く違います。

まずは棒立ちのポーズでモデルを作って、それをポージングさせるという方法を使っています。ポージングさせる方法をRigging(リギング)と言います。

ボーンと呼ばれる、骨を作ったモデルに重ねて固定します。

これをなんやかんやすると、関節を曲げるイメージでポーズを変えることができます。ってことで屈伸させてみる、ヒェッ。ちょっと待ってくれ、忘れ物。

色々格闘して、忘れ物しないようにしたのちに、ポーズを調整したらこんな感じ。

ポーズ取れてるじゃん!

といってもこれで終わりではなく、よくよく見ると色々なところが弊害を受けてます。例えば膝がめちゃくちゃになっちゃってたり、服がクリッピングしちゃってたり。

ここからまたこのポーズでメッシュを地道に調整して、変になっちゃているところを治した完成品がこちら。

レンダリング

肌は日焼けの感じを描くために、服と目は模様を描くために、テクスチャペイントしてます。髪の毛とか眉毛などは単色のテクスチャ貼っただけです。あまり時間かけてないです。。。

最初に少し書きましたが、レンダリングがノイズ残ってしまっていてすみません。この理由なんですが、Viewport Renderingで見ると上のように狙った通りのテクスチャが見えるのですが、ちゃんとレンダリングをかけると、下のようにいくつかの箇所のテクスチャがバグるんですよね。。。

目とか、短パンの柄とかが変になっちゃう。

なんなんこれ?としばらく格闘しましたが、結局原因分からず。。。諦めました。(どなたかご存知だったら教えてください)

3Dプリント

スライシングはLycheeSlicerを使ってやりました。

こんなに複雑かつ細かいモデルのプリントは初だったので本当に行けるか?と心配でしたね。

髪の毛とかの向きを考えて、ひっくり返すような回転で印刷を準備。(こうしないと髪の毛一本一本にサポートをつける羽目になる。。。)

スライスしてみると、問題にぶち当たりました。これ分かりますかね、服がめちゃくちゃ薄く、体の部分と分離しているのです。。。本当に服みたいに離れている。まぁそういうモデルを作ったのでそりゃそうなんですが。

これは印刷無理かもな。。。と思いましたが、もうこの時点で服を直しに戻る気力はなく、いったれ!と失敗前提で印刷してみました。

そしたら驚くべきことに、一発で成功。。。マジかと。

髪の毛とか指とか細い部分もなんの問題もなく印刷できちゃいました。(足先に謎の穴を開けてしまったのを印刷した後に気づきましたが。)

心配していた服の部分は本当に分離して印刷されて、なんか思いがけず、濡れて透けてる感じに。。。いや、誓って狙ってないですよ。(でもこれは何かテクニックとして使えるかも。。。?)

流石にサポートがついていた背中側は正しく形成できなかった部分多いですが、それでもよくここまで印刷できたなと。

毎度レジンプリンティングには驚かされます。

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